“町（ちよう）” の例文

桑原氏は岡崎町（ちよう）の入江に住んでゐる、そしてせつせと東洋史を研究してゐる。ある日の事、研究にも倦（う）んだので、桑原氏は両手を伸ばして大きな欠伸（あくび）をした。

茶話：05 大正八（一九一九）年 (新字旧仮名) ／ 薄田泣菫(著)

文学博士狩野直喜（なほき）氏は洛東田中町（ちよう）に住んでゐる。田中町は以前お玉杓子や二十日鼠が棲んでゐた頃は村といつたものだが、大学教授の家（うち）や牛乳屋（ミルクホール）が出来るやうになつてから町といふ事になつた。

茶話：05 大正八（一九一九）年 (新字旧仮名) ／ 薄田泣菫(著)

“町”の意味

《名詞》

（まち）集落で、村よりも規模の大きいもの。一般的に複数の商業設備を有する。

（行政 まち又はチョウ）地方公共団体のひとつで、村より大規模で、市よりも小規模のもの。

（チョウ）尺貫法における長さの単位。1町=60間≒109m。

（チョウ）尺貫法における面積の単位。町歩。1町=3000坪≒9930㎡≒1ｈa（㌶）。

（チョウ）（古）吉原。遊郭。
(出典:Wiktionary)

“町”の解説

町（まち、en: town）は、市街地やその区画。小規模な都市や、あるいは都市の一部の狭い区画についていうことが比較的多い。
また、日本の基礎自治体の一種。「町」の読みは一般には「まち」だが、複合語や、個別の町については「ちょう」と読むものも多い（下記、#日本の地方制度としての町参照）。なお、日本以外の基礎自治体は規模によって細分されていないことも多く、細分されている場合でも日本とは名称や基準が異なる。基礎自治体を参照。
(出典:Wikipedia)

町	常用漢字 小１ 部首:⽥ 7画