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生爪
ふりがな文庫
“生爪”の読み方と例文
読み方
割合
なまづめ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なまづめ
(逆引き)
その上慣れない仕事だけに、豆を
拵
(
こしら
)
へたり、
生爪
(
なまづめ
)
を
剥
(
は
)
いだり、何かと不自由も起り勝ちだつた。彼は時々鍬を捨てると、死んだやうに其処へ横になつた。
庭
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
御覧なさい、こうやって、五体の満足なはいうまでもない、谷へも落ちなけりゃ、
巌
(
いわ
)
にも
躓
(
つまず
)
かず、
衣物
(
きもの
)
に
綻
(
ほころび
)
が切れようじゃなし、
生爪
(
なまづめ
)
一つ
剥
(
はが
)
しやしない。
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「そりゃあお前さんの云う通りだ。万さんもなかなか慾張っているからね。ときどき
生爪
(
なまづめ
)
を剥がすことがあるのさ。そこで、あの掛地はどこの
出物
(
でもの
)
ですえ」
半七捕物帳:27 化け銀杏
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
生爪(なまづめ)の例文をもっと
(17作品)
見る
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
爪
常用漢字
中学
部首:⽖
4画
“生”で始まる語句
生
生命
生憎
生活
生涯
生々
生垣
生物
生温
生死
“生爪”のふりがなが多い著者
佐藤紅緑
邦枝完二
黒島伝治
吉川英治
幸田露伴
夏目漱石
泉鏡花
江戸川乱歩
国枝史郎
岡本綺堂