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生害
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しょうがい
ふりがな文庫
“
生害
(
しょうがい
)” の例文
「二日二た晩に及ぶ折檻の後、奥様には、よくよく思い定めたものと相見え、昨夜、——深更、見事に
生害
(
しょうがい
)
してお果てなされた」
銭形平次捕物控:098 紅筆願文
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
感佩
(
かんぱい
)
いたしましてござりまする! ……ご子息の貴所様におかれましても、敵の将卒多く討ちとり、ここにてご
生害
(
しょうがい
)
と見申した。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
阿駒は苦しき息の下より、「いやとよ。猫にも追はれず、鼬にも襲はれず、
妾
(
わらわ
)
自らかく成り
侍
(
はべ
)
り」「さは何故の
生害
(
しょうがい
)
ぞ」「仔細ぞあらん聞かまほし」ト、また
連忙
(
いそがわ
)
しく
問
(
とい
)
かくれば。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
六郎殿に
御世
(
みよ
)
を取られては三好に権を張り威を立てらるるばかりである、是非ないことであるから、政元公に
生害
(
しょうがい
)
をすすめ、丹波の源九郎殿を以て管領家を相続させ、我〻が天下の権を取ろう
魔法修行者
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
信康はむざんにも信長の
嫌疑
(
けんぎ
)
のために
生害
(
しょうがい
)
した。
佐橋甚五郎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
二挺
剃刀
(
かみそり
)
で後ろから
咽
(
のど
)
を切られ、血汐の海の中に突っ伏し、お仙はその上に崩折れて、これも見事に
生害
(
しょうがい
)
していたのでした。
銭形平次捕物控:037 人形の誘惑
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「いいえ離しませぬ離しませぬ! この手を離したらそれっきり、あなたは
生害
(
しょうがい
)
なさ……」
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「
素破
(
すわ
)
ご主君ご
生害
(
しょうがい
)
ぞ! 死ねや死ねや我らも死ねや! ご主君のお供仕れ!」
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「それを聴いて、棟梁の藤兵衛は今朝
生害
(
しょうがい
)
して相果て、御上屋敷においても、奥方様始め下々まで、安き心はない。折柄主君は御在国中、この上の思案も尽きて、平次殿の智恵を拝借に参ったのじゃ」
銭形平次捕物控:062 城の絵図面
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“生害”の意味
《名詞》
自殺すること。自害すること。
(出典:Wiktionary)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
害
常用漢字
小4
部首:⼧
10画
“生”で始まる語句
生
生命
生憎
生活
生涯
生々
生垣
生物
生温
生死