甜瓜まくは)” の例文
丁度靜かな沼の水に荇菜あささの花がいて居るやうに黄色な小さな花は甜瓜まくはであります。
白瓜と青瓜 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
其處そこ薄汚うすよごれたしたぐつつて、かたからひさしへ、大屋根おほやね這上はひあがつて、二百十日にひやくとをかかたちで、やつとこな、と帽子ばうしつかむと、したやつ甜瓜まくはかじりにくつつかんで、一目散いちもくさん人込ひとごみなかへまぎれてさふらふ
人参 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)