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瓦落
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がら
ふりがな文庫
“
瓦落
(
がら
)” の例文
それであの
瓦落
(
がら
)
くって土地は値下り、米も値下り、繭も何もかも八割九割も下っちまったんだもの——いや、そればかりならまだいいんだよ、瘤らはじめ
瘤
(新字新仮名)
/
犬田卯
(著)
瓦落
(
がら
)
/\して居る者は心が好いのだと、夫れだからくす/\して居る信さん何かは心が惡るいに相違ない、ねへ正太さん左樣であらう、と口を極めて信如の事を惡く言へば
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「今度の
瓦落
(
がら
)
には軒並に引っかゝっているんですから、日頃の御勉強に免じて、お咎めなしってことに願い上げます。これで私からも御意見を申上げる切っかけがつきましたから」
勝ち運負け運
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
名主へ行って話をして、
彼
(
あ
)
れは
外面
(
うわべ
)
は
瓦落
(
がら
)
/\して、鼻先ばかり
悪徒
(
あくとう
)
じみて居りますが、腹の中はそれほど
巧
(
たくみ
)
のある奴では無いと、
斯
(
こ
)
う己が
執成
(
とりな
)
して置いたから
居
(
い
)
られる、云はゞ恩人だ
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
根性
(
こんじよう
)
がくす/\して
居
(
ゐ
)
るのだもの
憎
(
に
)
くらしからうでは
無
(
な
)
いか、
家
(
うち
)
の
母
(
かゝ
)
さんが
言
(
い
)
ふて
居
(
ゐ
)
たつけ、
瓦落
(
がら
)
/\して
居
(
ゐ
)
る
者
(
もの
)
は
心
(
こゝろ
)
が
好
(
い
)
いのだと、
夫
(
それ
)
だからぐず/\して
居
(
ゐ
)
る
信
(
のぶ
)
さん
何
(
なに
)
かは
心
(
こゝろ
)
が
惡
(
わ
)
るいに
相違
(
さうゐ
)
ない
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
瓦
常用漢字
中学
部首:⽡
5画
落
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
“瓦落”で始まる語句
瓦落多
瓦落瓦落
瓦落船
瓦落離
瓦落々々
瓦落多普請