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瓢亭
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ひょうてい
ふりがな文庫
“
瓢亭
(
ひょうてい
)” の例文
瓢亭
(
ひょうてい
)
などは抜きにして平安神宮から
嵯峨
(
さが
)
方面を申訳に一巡したが、今年も
亦
(
また
)
妙子がいず、四人が大沢の池のほとりの花の下でつつましやかに弁当を開き
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
瓢亭
(
ひょうてい
)
だの、
西石垣
(
さいせき
)
のちもとだのと、この
妓
(
ひと
)
が案内をしてくれたのに対しても、
山谷
(
さんや
)
、
浜町
(
はまちょう
)
、しかるべき料理屋へ、晩のご飯という
懐中
(
ふところ
)
はその時分なし、今もなし、は、は、は、笑ったって
白花の朝顔
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「いや、何か支度もしてあるようだが、私はこれからあれを連れて
瓢亭
(
ひょうてい
)
へでも行って来ましょう。ねえ、あなたには別に、異存がお有りじゃあないんでしょう」
蓼喰う虫
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
南禅寺の
瓢亭
(
ひょうてい
)
で早めに夜食をしたため、これも毎年欠かしたことのない都踊を見物してから帰りに
祇園
(
ぎおん
)
の夜桜を見、その晩は
麩屋町
(
ふやちょう
)
の旅館に泊って、明くる日
嵯峨
(
さが
)
から
嵐山
(
あらしやま
)
へ行き
細雪:01 上巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
南禅寺の
瓢亭
(
ひょうてい
)
へ行った時にも、一番先に座敷へ通って雪子より上にすわってしまい、お
膳
(
ぜん
)
が出ると誰よりも先に
箸
(
はし
)
をつけたので、後で幸子は、こいさんと一緒にお料理屋へ行くのは御免やと
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
瓢
漢検準1級
部首:⽠
17画
亭
常用漢字
中学
部首:⼇
9画
“瓢”で始まる語句
瓢箪
瓢
瓢箪池
瓢箪鯰
瓢逸
瓢形
瓢箪形
瓢酒
瓢然
瓢簟山