猿島さるしま)” の例文
村中へ知らせず日暮ひぐれて立出させし所に猿島さるしま河原迄いた火打ひうち道具を失念しつねん致したるを心付昌次郎はとり立戻たちもどる時私しは又たくにて心付子供等があと
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
いた日暮ひぐれに寶田村を立出猿島さるしま河原まで來りしが手元のくらければ松明をともさんとて火打道具を見るに火打いしわすれたり是れより昌次郎はお梅を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
先頃越後國猿島さるしま河原よりあとくらましたる昌次郎夫婦の者はおや憑司とはかりてころせし男女の死體したい己等おのれら着物きものきせそれより信州の山路やまぢにかゝりしのび/\に江戸へ來りて奉公口ほうこうぐち
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)