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独歩
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どっぽ
ふりがな文庫
“
独歩
(
どっぽ
)” の例文
だが、その短かい間の人気は後の紅葉よりも
樗牛
(
ちょぎゅう
)
よりも
独歩
(
どっぽ
)
よりも
漱石
(
そうせき
)
よりも、あるいは今の
倉田
(
くらた
)
よりも
武者
(
むしゃ
)
よりも花々しかった。
美妙斎美妙
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
即ち人の知る如く、初期に於ける我が国の自然主義は、
独歩
(
どっぽ
)
、
二葉亭
(
ふたばてい
)
、
藤村
(
とうそん
)
、
啄木
(
たくぼく
)
等によって代表され、詩的精神の極めて強調されたものであった。
詩の原理
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
咽喉
(
のど
)
が悪いとて療治をして居ると云うが如何だろう、と好奇心も手伝うて、午後
独歩
(
どっぽ
)
荻窪
(
おぎくぼ
)
停車場
(
すてえしょん
)
さして出かける。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
その頃の氏の愛読書は、
三馬
(
さんば
)
や
緑雨
(
りょくう
)
のものが主で、
其
(
その
)
他
独歩
(
どっぽ
)
とか
漱石
(
そうせき
)
氏とかのものも読んで居た様です。
岡本一平論:――親の前で祈祷
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
学校からの帰途には、路傍の
尾花
(
おばな
)
に夕日が力弱くさして、
蓼
(
たで
)
の花の白い小川に色ある雲がうつった。かれは
独歩
(
どっぽ
)
の「むさし野」の印象をさらに新しく胸に感ぜざるを得なかった。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
▼ もっと見る
「ホウメイ? そんな人がいたのですか?
独歩
(
どっぽ
)
の間違いじゃありません?」
メフィスト
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
八年前余は
独歩
(
どっぽ
)
嵐山から高尾に来た時、
時雨
(
しぐれ
)
に降られて、梅が畑の
唯有
(
とあ
)
る百姓家に
跑
(
か
)
け込んで
簑
(
みの
)
を借りた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
“独歩”の意味
《名詞》
一人で歩いていくこと。
卓越すること。
何かを独立して行うこと。
(出典:Wiktionary)
独
常用漢字
小5
部首:⽝
9画
歩
常用漢字
小2
部首:⽌
8画
“独歩”で始まる語句
独歩患者