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犬牙
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けんが
ふりがな文庫
“
犬牙
(
けんが
)” の例文
あるいはよし、しかることなきももし強大にしてかつ武備的の国とその境界
犬牙
(
けんが
)
相接する場合においては我つねに戒厳するところあらざるべからず。
将来の日本:04 将来の日本
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
ちょうど、胴と脚の附け根のような地形に、今川家の勢力は
犬牙
(
けんが
)
のように深く
蝕
(
く
)
い入って、
沓掛
(
くつかけ
)
、
大高
(
おおだか
)
の二城をつなぎ、織田領の脚部をそこで切断した形になっていた。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その車は外を青「ペンキ」にて塗りたる木の箱にて、中に乗りし十二人の客は
肩
(
かた
)
腰
(
こし
)
相触れて、膝は
犬牙
(
けんが
)
のように
交錯
(
こうさく
)
す。つくりつけの木の
腰掛
(
こしかけ
)
は、「フランケット」二枚敷きても膚を破らんとす。
みちの記
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
見れば、面は
蟹
(
かに
)
の如く、
犬牙
(
けんが
)
は白く唇をかみ、
髪髯
(
はつぜん
)
赤く巻きちぢれて、見るから怖ろしい相貌をしているが、平常はむッつりとあまりものをいわない
質
(
たち
)
の
文醜
(
ぶんしゅう
)
であった。
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“犬牙”の意味
《名詞》
犬の牙。
食い違うこと。
(出典:Wiktionary)
犬
常用漢字
小1
部首:⽝
4画
牙
常用漢字
中学
部首:⽛
4画
“犬”で始まる語句
犬
犬神人
犬神
犬吠
犬蓼
犬死
犬殺
犬張子
犬追物
犬小屋