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片息
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かたいき
ふりがな文庫
“
片息
(
かたいき
)” の例文
代助には、平岡の凡てが、恰も肺の強くない人の、
重苦
(
おもくる
)
しい
葛湯
(
くづゆ
)
の
中
(
なか
)
を
片息
(
かたいき
)
で
泳
(
およ
)
いでゐる様に取れた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
どうしたことだとたずねると、音七と半兵衛は
片息
(
かたいき
)
をつきながら
重吉漂流紀聞
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
渡
(
わた
)
し遣せしに其日の
夕暮
(
ゆふぐれ
)
九助
蒼
(
あを
)
くなりて馳來りしに付何事にやと相
尋
(
たづ
)
ね候所曼陀羅
紛失
(
ふんじつ
)
の次第斯樣々々と
片息
(
かたいき
)
になつて申聞候により私し工夫仕つりし所此儀他村の者の知べき程の
間合
(
まあひ
)
之なく何れ村中の者ならんと心付候まゝ同人歸村の
祝
(
いは
)
ひと名付水呑村惣中を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
息
常用漢字
小3
部首:⼼
10画
“片”で始まる語句
片
片隅
片手
片端
片頬
片方
片時
片側
片膝
片足