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煩
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わづらは
ふりがな文庫
“
煩
(
わづらは
)” の例文
さらぬだに燃ゆるばかりなる満開の
石榴
(
ざくろ
)
に四時過の西日の
夥
(
おびただし
)
く輝けるを、彼は
煩
(
わづらは
)
しと目を移して更に
梧桐
(
ごどう
)
の
涼
(
すずし
)
き広葉を眺めたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
しかも靈は恐れも搖ぎもせず、恰も
煩
(
わづらは
)
しい肉體から獨立して、自由に行つたある一つの努力が成功したのを喜ぶかの如くに
雀躍
(
こをど
)
りしたのであつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
ここで、もう一度、小説家の
煩
(
わづらは
)
しい回想を許してやりたいと思ふ。かつて、このあたりではよく人々が
轢
(
ひ
)
き殺された、彼らの生命が安かつたせゐかも知れぬ。
釜ヶ崎
(新字旧仮名)
/
武田麟太郎
(著)
「どうして
己
(
おれ
)
は、己の軽蔑してゐる悪評に、かう
煩
(
わづらは
)
されるのだらう。」
戯作三昧
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
お峯は
心苦
(
こころぐるし
)
がりて、この上は唯警察の手を借らんなど
噪
(
さわ
)
ぐを、直行は人を
煩
(
わづらは
)
すべき事にはあらずとて聴かず。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
“煩”の意味
《名詞》
(ハン)わずらわしさ。
(出典:Wiktionary)
煩
常用漢字
中学
部首:⽕
13画
“煩”を含む語句
煩悶
煩悩
可煩
煩累
煩瑣
長煩
御煩
子煩悩
煩悩即菩提
恋煩
大煩
煩聒
心煩
思煩
気煩
煩悩熾盛
煩雑
煩惱
煩労
煩悩児
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