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炬
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きよ
ふりがな文庫
“
炬
(
きよ
)” の例文
機
(
き
)
熟さず、諸州の同心と往来の秘状のみ、今は、あだとなつてここに積まる。むなしき弓箭、またすべて、一
炬
(
きよ
)
の灰となされん。乞ふ、家時が
亡骸
(
なきがら
)
も、その火に附せよ。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
民衆は皆肩を
聳
(
そびや
)
かし、眉をあげて、北天を望めり。見よ、七星の光肥えて
炬
(
きよ
)
の如からずや。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
我国の
木屋
(
もくをく
)
は一
炬
(
きよ
)
にして焚き尽され、唯空地を遺すのみである。
頃日
(
このごろ
)
所々に木札を
植
(
た
)
てて故跡を標示することが行はれてゐるが、松崎
慊堂
(
かうだう
)
の宅址の如きは未だ其数に入らない。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
炬
漢検1級
部首:⽕
9画
“炬”を含む語句
炬火
炬燵
一炬
秉炬
置炬燵
炬燵櫓
炬燵蒲団
炬燵話
炬火持
炬燵板
炬燵布団
春炬燵
炬燵掛
百炬火
秉炬法語
田嶺炬燵話
竹秉炬
炬燵蒲團
藁炬火
蝋炬火
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