“藁炬火”の読み方と例文
読み方割合
わらたいまつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この藁炬火わらたいまつと短冊付きの笹と、二つのものは夜と昼とのちがいで、共に送らるるものの標識であることは同じかったかと思う。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
津軽年代記の元亀元年の条に、流火焼諸人見物ひたきをながしてしょにんけんぶつすとあるのは、単にこの地方の流火行事が、もうあの頃から七月七日であったという証になるだけで、その火は松の火でも藁炬火わらたいまつでもすむ。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)