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炊
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と
ふりがな文庫
“
炊
(
と
)” の例文
殊に夕方其の井戸端へお米を
炊
(
と
)
ぎに行く時は、我ながら我身が顧みられた。片手にお米の入つたばけつを持ち、片手にはこまかな網目の
亜鉛
(
とたん
)
底の米あげ桶を抱へて行くのであつた。
世の中へ
(新字旧仮名)
/
加能作次郎
(著)
其傍では船頭の
上
(
かみ
)
さんが、釜に米を入れたのを出して、川から水を汲んで、せつせとそれを
炊
(
と
)
いで居たが、やがて
其処
(
そこ
)
から細い紫の
煙
(
けぶり
)
が絵のやうに川に
靡
(
なび
)
いた。
夕照
(
せきせう
)
が赤く水を染めて居た。
朝
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
初々と米を
炊
(
と
)
ぐような骨の音がする
清貧の書
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
炊
常用漢字
中学
部首:⽕
8画
“炊”を含む語句
飯炊
炊事
夕炊
雑炊
炊煙
一炊
炊事夫
煮炊
自炊
炊烟
大炊御門
炊事場
朝炊
大炊屋
御飯炊
大炊介
炊爨
土井大炊頭利位
炊事婦
大炊殿
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