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灸所
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きゅうしょ
ふりがな文庫
“
灸所
(
きゅうしょ
)” の例文
もちろん、
先輩
(
せんぱい
)
が同じような仕事をしているので、新顔に
灸所
(
きゅうしょ
)
灸所は教えてくれるのであるが、そのせいばかりとは思われない。
実験室の記憶
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
不意に
推掛
(
おしかけ
)
たる此問に倉子の驚きたる様は実に
譬
(
たと
)
うるに物も無し、余は疑いも無く
他
(
か
)
れの備えの最も弱き所を
衝
(
つ
)
きたり、
灸所
(
きゅうしょ
)
とは
斯
(
かゝ
)
るをや云うならん
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
灸所
(
きゅうしょ
)
の痛手に金眸は、一声
嗡
(
おう
)
と叫びつつ、
敢
(
あえ
)
なく
躯
(
むくろ
)
は倒れしが。これに心の張り弓も、一度に弛みて両犬は、左右に
摚
(
どう
)
と
俯伏
(
ひれふ
)
して、
霎時
(
しばし
)
は起きも得ざりけり。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
灸所
(
きゅうしょ
)
を刺せば、猛獣は叫ぶ。わが非を知れば、人は怒る。武男が母は、これがために
抑
(
おさ
)
え難き怒りはなおさらに
悶
(
もん
)
を加えて、いよいよ武男の怒るべく、浪子の
悪
(
にく
)
むべきを覚えしなり。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
そういえば山門を向き合って双方、名
灸所
(
きゅうしょ
)
と札をかけている寺など何となく古雅なものに見られるような気がして来た私は、気を
利
(
き
)
かして距離を縮めてゆるゆる走って呉れる俥の上から
訊
(
き
)
く。
東海道五十三次
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
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その生活様式の中で一番の
灸所
(
きゅうしょ
)
は畳である。満洲くらいの厳寒地で畳の生活をするのは、何といっても無理があるようである。
満洲通信
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
灸
漢検準1級
部首:⽕
7画
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
“灸”で始まる語句
灸
灸治
灸点
灸点師
灸點
灸穴
灸針
灸牛肉
灸点横町