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灰白色
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かいはくしょく
ふりがな文庫
“
灰白色
(
かいはくしょく
)” の例文
樹皮の
乾燥
(
かんそう
)
している
老幹
(
ろうかん
)
に宿をかりるという、科学的な、又は自然的な関係からばかりでなく、自然の美的情緒を深めるためにも、梅の老樹を
灰白色
(
かいはくしょく
)
に
季節の植物帳
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
背はそれほど高くはないが、
鳶色
(
とびいろ
)
の
縮
(
ちぢ
)
れた毛髪をもち、顔は林檎のように赤く、そして男が着るような
灰白色
(
かいはくしょく
)
のバーバリ・コートを着て
頤
(
あご
)
を
襟
(
えり
)
深く隠していた。
○○獣
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
二人は
広小路
(
ひろこうじ
)
へ出ると、電車通を横切って、むこう側の歩道を駒形の方へ曲って往った。岩本も十間ばかりの距離を置いてその
後
(
あと
)
から
跟
(
つ
)
いて往った。
灰白色
(
かいはくしょく
)
の
靄
(
もや
)
が女の姿を折おり包んで見えた。
水魔
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
また西北部の
曠原
(
こうげん
)
にも大分に居ります。その大きさはほとんどごく大きな馬程ある。その形は全く普通の鹿のようであるが、鹿よりも余程肥えて居るです。その毛色は少しく
灰白色
(
かいはくしょく
)
を帯びて居る。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
灰白色
(
かいはくしょく
)
の機翼に大きく描かれた真赤な日の丸の印が、グングン小さく、そして遠くなって行った。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
助手がさきほども、
駝鳥
(
だちょう
)
のような卵といったが、全くそれくらいもあろう。色は
淡黄色
(
たんこうしょく
)
で、ところどころに
灰白色
(
かいはくしょく
)
の
斑点
(
はんてん
)
があった。それは何の卵であるか、ちょっと判りかねた。
蠅
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
冷い
灰白色
(
かいはくしょく
)
の身体が、夕陽をうけて、きらきらと、
眩
(
まぶ
)
しく輝く。
人造人間戦車の機密:――金博士シリーズ・2――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
灰
常用漢字
小6
部首:⽕
6画
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“灰白”で始まる語句
灰白