“澗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たに61.5%
15.4%
かん7.7%
しずか7.7%
タニ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はらむ事五月にして子を生んで多くたにに浴す。その性騒動にして物を害す、これを畜う者、杙上に坐せしめ、むちうつ事旬月なればすなわちると。
警官たちは、の海をながめながら、舟をだす相談をしている。サト子は石段をあがって、スゴスゴと芝生の庭にもどった。
あなたも私も (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「そう言えばお顔の色も悪いようでございます、あのちょうど取ったのがございますから、熱くおかんをつけましょうか。」
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しずかなうちに人を圧す声である。さらに、本多、大久保、榊原、井伊、岡部などの諸臣がひとみをそろえて二使を見すえている。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
タニめぐり流るゝ水を はる/″\と 靡き おくりてつゞく 竹かな﹆
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)