けい)” の例文
旧字:
そして其陰陽五行説の本づく所は素問霊枢である。此書が明の虞博ぐはくの著した医学正伝と共に舶載せられた時、今大路いまおほぢけいは正伝を取り、古林見宜ふるばやしけんぎは入門を取つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
其いづる所を問へば、此国苗木城西二里きよ水晶が根といふ山よりとり来るといふ。二里半大井駅。十三峠をのぼる。此れいはなはだ険ならず、けいなくこくあり。石も少して赤埴土あかきはにつちなり。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)