“今大路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いまおおじ66.7%
いまおほぢ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
医を今大路いまおおじ侍従道三どうさん玄淵げんえんに学び、元禄十七年三月十二日に江戸で津軽越中守えっちゅうのかみ信政のぶまさに召し抱えられて、擬作金ぎさくきん三枚十人扶持を受けた。元禄十七年は宝永ほうえいと改元せられた年である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
久能の出入り先で今大路いまおおじという堂上方どうじょうがたの家に綾姫あやひめという小鼓に堪能な美人がいた。
あやかしの鼓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そして其陰陽五行説の本づく所は素問霊枢である。此書が明の虞博ぐはくの著した医学正伝と共に舶載せられた時、今大路いまおほぢけいは正伝を取り、古林見宜ふるばやしけんぎは入門を取つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)