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渋色
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しぶいろ
ふりがな文庫
“
渋色
(
しぶいろ
)” の例文
旧字:
澁色
同じような行商姿のたばこ売り、これまた
渋色
(
しぶいろ
)
の
巻頭巾
(
まきずきん
)
をしたのが、店へたばこを仕入れに来て、ちょいと、九兵衛の方へ目まぜをする。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
肉は
干
(
ひから
)
び、皮
萎
(
しな
)
びて見るかげもないが、手、胸などの
巌乗
(
がんじょう
)
さ、
渋色
(
しぶいろ
)
に
亀裂
(
ひび
)
が入つて
下塗
(
したぬり
)
の
漆
(
うるし
)
で固めたやう、
未
(
ま
)
だ/\目立つのは鼻筋の
判然
(
きっぱり
)
と通つて居る
顔備
(
かおぞなえ
)
と。
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
渋色
(
しぶいろ
)
の濃いなかにぽつりと穴があく。隣りにもあく、その隣りにもぽつりぽつりとあく。一面が穴だらけになる。心細いと枯れた葉が云う。心細かろうと見ている人が云う。ところへ風が吹いて来る。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
渋色
(
しぶいろ
)
の
反古
(
ほご
)
……
檀
(
だん
)
の灰……
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
渋
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“渋”で始まる語句
渋
渋面
渋団扇
渋谷
渋々
渋紙
渋滞
渋柿
渋茶
渋江抽斎