“巻頭巾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まきずきん50.0%
タアバン50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同じような行商姿のたばこ売り、これまた渋色（しぶいろ）の巻頭巾（まきずきん）をしたのが、店へたばこを仕入れに来て、ちょいと、九兵衛の方へ目まぜをする。
江戸三国志 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
江戸で見覚えのある四ツ目屋の新助、渋色の巻頭巾（まきずきん）に目ざまし草の箱を掛けて、たばこを売り歩いている行商姿。
江戸三国志 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
主人たちのうしろには、巻頭巾（タアバン）のようなずきんをかぶって、かれらの老いたる女奴隷が立っていた。
ヴェニスに死す (新字新仮名) ／ パウル・トーマス・マン(著)