トップ
>
深殿
>
しんでん
ふりがな文庫
“
深殿
(
しんでん
)” の例文
景陽宮の
深殿
(
しんでん
)
は、ここ
燿
(
かがや
)
く
祗候
(
しこう
)
ノ
間
(
ま
)
だった。
出御
(
しゅつぎょ
)
の
金鈴
(
きんれい
)
がつたわると、ほどなく
声蹕
(
せいひつ
)
の
鞭
(
むち
)
を告げること三たび、
珠簾
(
しゅれん
)
サラサラと捲き上がって
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いうまでもなく、この
深殿
(
しんでん
)
へ、そうして無断に来るひとは、浅井長政のほかにはない。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いつか彼は、文徳殿の庭から
紫宸殿
(
ししいでん
)
のほとりへ来てたたずんでいた。禁門のいずこでも
咎
(
とが
)
められはしなかった。けれど
深殿
(
しんでん
)
のおもなる所はみな
錠
(
じょう
)
がおりているので立入ることはできない。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ほのかな
深殿
(
しんでん
)
の
燭
(
しょく
)
に、それが氷のように見え、諸人は、目をすまして疑った。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「は。お耳にさわりましたか。やはり三清宮の
深殿
(
しんでん
)
の一でございまする」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
深
常用漢字
小3
部首:⽔
11画
殿
常用漢字
中学
部首:⽎
13画
“深”で始まる語句
深
深山
深傷
深淵
深更
深切
深川
深夜
深々
深沈