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沼沢
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しょうたく
ふりがな文庫
“
沼沢
(
しょうたく
)” の例文
旧字:
沼澤
イリアムナ湖のところを指して、「ここのイギギクを中心にして、周囲の
沼沢
(
しょうたく
)
地方を、方々釣って歩くのだ」と説明してくれた。
アラスカ通信
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
東京都下でも
多摩川
(
たまがわ
)
上流の山村、千葉茨城二県の
沼沢
(
しょうたく
)
地方、または
奥羽
(
おうう
)
や
越後
(
えちご
)
の一部などにも、りっぱな作品がいくつとなくのこっている。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
更に進んで運河
沼沢
(
しょうたく
)
噴水
橋梁
(
きょうりょう
)
等の
細節
(
さいせつ
)
にわたってこれを説き、なおその足らざる処を補わんがために水流に映ずる市街燈火の美を論じている。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
生活の腐爛せる
沼沢
(
しょうたく
)
の中において、彼を支持している、その固定観念! 将来いかなるものになるかという、すでにいかなるものになってるかという
ジャン・クリストフ:04 第二巻 朝
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
かれはゴルドンとはかって、
湖畔
(
こはん
)
や
沼沢
(
しょうたく
)
や、森のなかに、ベッカリーやヴィクンヤ等の、大きなけものをとらうるにたるほどの、大じかけなおとし穴をつくることにした。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
▼ もっと見る
モスタアとダグラスに人相の一致する二人の男が幼児を
伴
(
つ
)
れて、ボルテモア付近の海岸の入江に接続する
沼沢
(
しょうたく
)
地方をこっそりとボウトでさまよっているのを見た者があるという
チャアリイは何処にいる
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
南緯二十度から二十七度辺にまでかけ、アルゼンチン、パラグァイ、ボリヴィアの三か国にわたり、密林あり、
沼沢
(
しょうたく
)
あり、平原ありという、いわゆる庭園魔境の名のグラン・チャコ。
人外魔境:05 水棲人
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
そこでかれはわたしに
説明
(
せつめい
)
してくれた。
砂地
(
すなじ
)
や
沼沢
(
しょうたく
)
か多いランド地方の人は、
沼地
(
ぬまち
)
を歩くとき水にぬれないように、竹馬に乗って歩くというのであった。なんてわたしはばかだったのであろう。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
少しゆくと
沼沢
(
しょうたく
)
にであい道がとだえる、密林を用意したおので切りひらく、なかなかはかどらない。ようやく林をぬけだしたのはもう日は没して、
闇
(
やみ
)
がたれこめる七時ごろであった。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
もし、モスタアが
沼沢
(
しょうたく
)
地方の
葦
(
あし
)
の奥か、海岸の洞窟にでもひそかに
匿
(
かく
)
したものなら、餓死が
漸次
(
ぜんじ
)
にチャアリイを把握して、いまごろは、小さな白骨がまだらに散乱しているにすぎまい。
チャアリイは何処にいる
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
“沼沢”の意味
《名詞》
沼 沢(しょうたく)
沼と沢。
(出典:Wiktionary)
沼
常用漢字
中学
部首:⽔
8画
沢
常用漢字
中学
部首:⽔
7画
“沼沢”で始まる語句
沼沢地
沼沢林藪