トップ
>
沼宮内
>
ぬまくない
ふりがな文庫
“
沼宮内
(
ぬまくない
)” の例文
いわゆる、みちのくの海道と、
一戸
(
いちのえ
)
へ抜ける一戸街道の分れ道で、べつに陸中久慈から
沼宮内
(
ぬまくない
)
に通じる山中道というのがある。
奥の海
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
ここは、盛岡市から北へ一時間ほど乗り、
沼宮内
(
ぬまくない
)
という小駅で降りて、更らに徒歩で一里近く山手に入った所である。
飢餓地帯を歩く:――東北農村惨状報告書――
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
地名にも「
伊保内
(
いぼない
)
」とか「
毛馬内
(
けまない
)
」とか「
沼宮内
(
ぬまくない
)
」とかのように、アイヌの言葉を残す所も少くありません。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
奥州では南部の
沼宮内
(
ぬまくない
)
、陸前の
気仙
(
けせん
)
郡、羽後の
飽海
(
あくみ
)
郡などの数カ所だけであって、その他は陸中の
上閉伊
(
かみへい
)
・
江刺
(
えさし
)
の二郡、羽前の
米沢
(
よねざわ
)
、南秋田の半島、および信州の
下水内
(
しもみのち
)
郡において
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
沼宮内
(
ぬまくない
)
もつつと抜けて、一里ばかりにて足をいため、一寸余りの長さの「まめ」三個できければ、歩みにくきことこの上なけれど、休みもせず、ついに
渋民
(
しぶたみ
)
の九丁ほど手前にて水飲み飯したため
突貫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
沼宮内
(
ぬまくない
)
近く来た時、私は妻に話しかけた。
水源を思ふ
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
沼
常用漢字
中学
部首:⽔
8画
宮
常用漢字
小3
部首:⼧
10画
内
常用漢字
小2
部首:⼌
4画
“沼”で始まる語句
沼
沼田
沼地
沼津
沼沢
沼尻
沼間
沼気
沼波瓊音
沼島