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『水源を思ふ』
ふりがな文庫
『
水源を思ふ
(
すいげんをおもう
)
』
水源といふものを私は若い頃から好きで、わざわざそれを探険しないまでにも、よくそれに沿つて溯つて行くことが好きだつたが、今から百二三十年前に、江戸に橘樹園といふ人があつて、多摩川の上流に興味を持ち、何遍となくそれに溯つて、遂にはその水源までも …
著者
田山録弥
著者
田山花袋
初出
「読売新聞 第一七〇四〇号」1924(大正13)年8月25日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約11分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
箒川
(
はうきがわ
)
里川
(
さとかは
)
大谷
(
だいや
)
橋欄
(
けうらん
)
埃塵
(
ほこり
)
外輪
(
そとわ
)
欹
(
そばだ
)
深潭
(
しんたん
)
溯
(
さかのぼ
)
瀑
(
たき
)
瀑壺
(
たきつぼ
)
磐城
(
いわき
)
繞
(
めぐ
)
跟
(
つ
)