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治兵衛
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じへえ
ふりがな文庫
“
治兵衛
(
じへえ
)” の例文
旧字:
治兵衞
近江屋
治兵衛
(
じへえ
)
は観音堂の屋根の見える限りでは、並ぶ者ないと言われる
大分限
(
だいぶげん
)
、女房お
豊
(
とよ
)
との間に生れた一人娘のお雛は
銭形平次捕物控:005 幽霊にされた女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
舞台へ出るけいこ最中の若者らは他村に
敗
(
ひけ
)
を取るまいとして、
振付
(
ふりつけ
)
は飯田の梅蔵に、
唄
(
うた
)
は名古屋の
治兵衛
(
じへえ
)
に、
三味線
(
しゃみせん
)
は中村屋
鍵蔵
(
かぎぞう
)
に、それぞれ依頼する手はずをさだめた。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
◦日本料理法大全 石井
治兵衛
(
じへえ
)
氏著、東京日本橋区
本町
(
ほんちょう
)
三丁目
博文館
(
はくぶんかん
)
発行、定価弐円五十銭
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
小春
(
こはる
)
治兵衛
(
じへえ
)
の情事を語るに最も適したものは大阪の浄瑠璃である。
浦里時次郎
(
うらざとときじろう
)
の艶事を伝うるに
最
(
もっとも
)
適したものは江戸の浄瑠璃である。マスカニの歌劇は
必
(
かならず
)
伊太利亜
(
イタリア
)
語を以て為されなければなるまい。
十日の菊
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「
治兵衛
(
じへえ
)
坊主
(
ぼうず
)
の家ですだよ。」
みさごの鮨
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
深川の材木問屋
春木屋
(
はるきや
)
の主人
治兵衛
(
じへえ
)
が、死んだ女房の
追善
(
ついぜん
)
に、
檀那寺
(
だんなでら
)
なる
谷中
(
やなか
)
の
清養寺
(
せいようじ
)
の本堂を修理し、その費用三千両を
釣台
(
つりだい
)
に載せて、
木場
(
きば
)
から谷中まで送ることになりました。
銭形平次捕物控:031 濡れた千両箱
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
主人の
治兵衛
(
じへえ
)
は五十を越したばかりですが、
子煩悩
(
こぼんのう
)
と
因業
(
いんごう
)
で有名な男で、平次と八五郎を虫ケラみたいに見下しておりましたが、人殺しの疑いが娘のお糸の方へ向いていることに気が付くと
銭形平次捕物控:086 縁結び
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
治
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
兵
常用漢字
小4
部首:⼋
7画
衛
常用漢字
小5
部首:⾏
16画
“治兵”で始まる語句
治兵衞
治兵衞店