“じへえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
治兵衛87.5%
治兵衞12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
◦日本料理法大全 石井治兵衛じへえ氏著、東京日本橋区本町ほんちょう三丁目博文館はくぶんかん発行、定価弐円五十銭
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
小春こはる治兵衛じへえの情事を語るに最も適したものは大阪の浄瑠璃である。浦里時次郎うらざとときじろうの艶事を伝うるにもっとも適したものは江戸の浄瑠璃である。マスカニの歌劇はかならず伊太利亜イタリア語を以て為されなければなるまい。
十日の菊 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
今一人は三十六七で小粋な人でございますなれども、田舎の通り者、桑原治兵衞じへえと云う渋川の糸商人いとあきんどでございますが、折々此の地へ参って遊んでばかり居ります。
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)