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汚苦
ふりがな文庫
“汚苦”の読み方と例文
読み方
割合
むさくる
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むさくる
(逆引き)
一同がぞろぞろ
揃
(
そろ
)
って道幅の六尺ばかりな
汚苦
(
むさくる
)
しい漁村に
這入
(
はい
)
ると、一種不快な
臭
(
におい
)
がみんなの鼻を
撲
(
う
)
った。高木は
隠袋
(
ポッケット
)
から白い
手巾
(
ハンケチ
)
を出して短かい髭の上を
掩
(
おお
)
った。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
主人のような
汚苦
(
むさくる
)
しい男にこのくらいな影響を与えるなら吾輩にはもう少し
利目
(
ききめ
)
があるに相違ない。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ところが
幾日
(
いくか
)
となく洗いも
櫛
(
くしけ
)
ずりもしない髪が、
膏
(
あぶら
)
と
垢
(
あか
)
で余の頭を
埋
(
うず
)
め
尽
(
つ
)
くそうとする
汚苦
(
むさくる
)
しさに
堪
(
た
)
えられなくなって、ある日床屋を呼んで、不充分ながら寝たまま頭に手を入れて顔に
髪剃
(
かみそり
)
を当てた。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
汚苦(むさくる)の例文をもっと
(3作品)
見る
汚
常用漢字
中学
部首:⽔
6画
苦
常用漢字
小3
部首:⾋
8画
“汚”で始まる語句
汚
汚点
汚穢
汚染
汚點
汚名
汚辱
汚物
汚涜
汚濁