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汚名
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おめい
ふりがな文庫
“
汚名
(
おめい
)” の例文
盛綱は、おかしがって語ったが、頼朝は、それは
不愍
(
ふびん
)
なことだ、
下賤
(
げせん
)
の者を
虐
(
しいた
)
げたと聞えては、頼朝が生涯の
汚名
(
おめい
)
というものである。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
足利
(
あしかが
)
時代以来の名家であるとか、維新の際には祖父が勤王の志が、厚かったにも
拘
(
かか
)
わらず、
薩長
(
さっちょう
)
に売られて、朝敵の
汚名
(
おめい
)
を取り、
悶々
(
もんもん
)
の
裡
(
うち
)
に憤死したことや
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
その正体を見とどけた喜平らは岩見重太郎の二代目とまでは行かなかったが、ともかくも弱虫の
汚名
(
おめい
)
をすすぐことが出来たので、大手を振って町内を押しあるいた。
半七捕物帳:43 柳原堤の女
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「何も知らない兵隊たちには、
汚名
(
おめい
)
を負わせないですめばそれにこしたことはないだろう。」とか
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
裏切るなど、武門の不信、これ以上な沙汰はない。汝らは汝らの主君に、不信の
汚名
(
おめい
)
をきせて、恥を天下につたえたいのか
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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「かれらのことです、かれらのことでござります。けっして、
汚名
(
おめい
)
をさらすような結果を
招
(
まね
)
きはいたしますまい」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「いや、聟の血気には、ミソをつけ申したが、おもいのほか、恢復がはやく、一日もはやく、陣前に出て、
汚名
(
おめい
)
をそそぎたいと、それのみ、口ぐせに申しおりますわい」
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「無茶をするなよ。体さえなおせば、いつでも、
汚名
(
おめい
)
はとりかえせる」
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
内乱者の
汚名
(
おめい
)
をもって、どしどし死罪を与えて行った。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“汚名”の意味
《名詞》
汚名(おめい)
不名誉な評判やうわさ。
(出典:Wiktionary)
“汚名”の解説
『汚名』(おめい、Notorious)は、1946年のアメリカ合衆国のスパイ映画。監督はアルフレッド・ヒッチコック、出演はケーリー・グラントとイングリッド・バーグマンなど。ブラジルに潜伏中のナチの残党を捕らえる任務を負った米国の諜報員と、彼に協力して潜入スパイとなった素人の女性を描いている。
(出典:Wikipedia)
汚
常用漢字
中学
部首:⽔
6画
名
常用漢字
小1
部首:⼝
6画
“汚”で始まる語句
汚
汚点
汚穢
汚染
汚點
汚物
汚辱
汚涜
汚濁
汚泥