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水汲
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みずく
ふりがな文庫
“
水汲
(
みずく
)” の例文
小平太は窓のそばへ寄って
覗
(
のぞ
)
いてみようかとも思ったが、長屋の者が
水汲
(
みずく
)
みにでも出て、見つけられたらというような気がして、じっと我慢して立っていた。
四十八人目
(新字新仮名)
/
森田草平
(著)
きみのは完全な
跛
(
びっこ
)
になったため、
水汲
(
みずく
)
みや薪作り、買物などは増さんが引受けた。そればかりか、まえに記したように、銭湯へ背負ってゆくようにさえなった。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
母は勝手元に
火焚
(
ひた
)
き
水汲
(
みずく
)
みまたは片付け物に
屈托
(
くったく
)
をしている間、省みられざる者は土間の猫
雞
(
にわとり
)
、それから窓に立ち軒の柱にもたれて、雲や丘の樹の
取留
(
とりと
)
めもない景色を
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
何
(
な
)
ァに玉川の水だ、朝早くさえ汲めば汚ない事があるものかと、男役に彼は
水汲
(
みずく
)
む役を引受けた。起きぬけに、
手桶
(
ておけ
)
と大きなバケツとを両手に提げて、霜を
䠖
(
ふ
)
んで流れに行く。顔を洗う。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
水汲
(
みずく
)
み、
薪割
(
まきわ
)
り、絵本の朗読、子供の馬、積木の相手、アンヨは上手、つつましきながらも家庭は常に春の如く、かなり広い庭は、ことごとく打ちたがやされて畑になってはいるが、この主人
家庭の幸福
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
▼ もっと見る
水汲
(
みずく
)
みに
來
(
き
)
たものなんぞ
使
(
つか
)
あねえたつてよかんべなあ
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
きみのは完全な
跛
(
びっこ
)
になったため、
水汲
(
みずく
)
みや
薪
(
まき
)
作り、買物などは増さんが引受けた。そればかりか、まえに記したように、銭湯へ背負ってゆくようにさえなった。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
伊豆の大島などに行って見てもわかるし、また同じ習わしをもつアジヤの国の、多くの民族の例をきいて見ても同様だが、どこでもはじめには
水汲
(
みずく
)
みから
稽古
(
けいこ
)
するのである。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
水汲
(
みずく
)
みが
手桶
(
ておけ
)
になり、にない桶になり、また水道になった結果、女の頭の上に物をのせる練習が足りなくなったことは、もう前に話をしてしまったが、これを専門に
魚
(
さかな
)
などを売りあるいた女たちも
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
水汲
(
みずく
)
みばか
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
水汲
(
みずく
)
みばか
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
汲
漢検準1級
部首:⽔
7画
“水汲”で始まる語句
水汲男
水汲器
水汲瓢
水汲人夫