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水槽
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みづぶね
ふりがな文庫
“
水槽
(
みづぶね
)” の例文
おのれはかゝる
水槽
(
みづぶね
)
の中におつ、さればわが
後方
(
うしろ
)
に冬を送る魂もおもふにいまなほその
體
(
からだ
)
を上の世にあらはすなるべし 一三三—一三五
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
外には、湯気の間に窓の青空が見え、その青空には暖く日を浴びた柿が見える。馬琴は
水槽
(
みづぶね
)
の前へ来て、心静に上り湯を使つた。
戯作三昧
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
中は五六十坪、筵張りの見世物にしては廣い方ですが、その眞ん中に、十坪あまりの眞四角な
水槽
(
みづぶね
)
を据ゑて、少し不透明な水が滿々と湛へてあります。
銭形平次捕物控:016 人魚の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
水槽
(
みづぶね
)
の水に先を争うて首を突き出す牧場の
仔馬
(
こうま
)
のやうでもあつた。
道
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
風呂の中で
歌祭文
(
うたざいもん
)
を唄つてゐる
嚊
(
かかあ
)
たばね、上り場で手拭をしぼつてゐるちよん
髷
(
まげ
)
本多
(
ほんだ
)
、
文身
(
ほりもの
)
の背中を流させてゐる
丸額
(
まるびたひ
)
の
大銀杏
(
おほいてふ
)
、さつきから顔ばかり洗つてゐる
由兵衛奴
(
よしべゑやつこ
)
、
水槽
(
みづぶね
)
の前に腰を据ゑて
戯作三昧
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
お村は
水槽
(
みづぶね
)
から這ひ上がると、裸體のまゝで眼を廻したのですから、そんな物を持つてゐなかつたことは明かで、水槽はその日のうちに血潮の交つた水を流して、鹽磨きにして洗ひ清めたのですから
銭形平次捕物控:016 人魚の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“水槽”の意味
《名詞》
水槽(すいそう)
水をためる比較的大きな容器。
魚やその他水生生物などの生物を保全する器具。
(出典:Wiktionary)
“水槽”の解説
水槽(すいそう)は、液体(特に水)を貯蔵するための容器、設備。一般に、単に水槽と呼称する場合、水生生物の飼育と鑑賞を目的とした飼育水槽を指す。飲料用水や防火用水を溜めるための水槽のうち、特に水道と直結したものは、一般に貯水槽と呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
槽
常用漢字
中学
部首:⽊
15画
“水”で始まる語句
水
水際
水底
水溜
水上
水面
水晶
水嵩
水車
水瓶