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毛布
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ケツト
ふりがな文庫
“
毛布
(
ケツト
)” の例文
豐田さんの家の奧の二階は廣い靜かな座敷で、そこに父は旅の
毛布
(
ケツト
)
やら荷物やらを解き、
暫時
(
しばらく
)
逗留しました。
幼き日:(ある婦人に与ふる手紙)
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
酒に
靡
(
な
)
へてか、よろめく足元危く、肩には、古ぼけた縞の
毛布
(
ケツト
)
をかけていたが、その姿から見ると、
車
(
くるま
)
夫ででもあろうか。年は女よりは三つばかり
年長
(
としかさ
)
に見えた。
もつれ糸
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
海濱
(
かいひん
)
の
其處此處
(
そここゝ
)
には、
毛布
(
ケツト
)
や、
帆布
(
ほぬの
)
や、
其他
(
そのほか
)
樣々
(
さま/″\
)
の
武器等
(
ぶきとう
)
を
應用
(
おうよう
)
して
出來
(
でき
)
た、
富士山
(
ふじさん
)
の
摸形
(
もけい
)
だの、
二見
(
ふたみ
)
ヶ
浦
(
うら
)
の
夕景色
(
ゆふげしき
)
だの、
加藤清正
(
かとうきよまさ
)
の
虎退治
(
とらたいぢ
)
の
人形
(
にんぎよう
)
だのが、
奇麗
(
きれい
)
な
砂
(
すな
)
の
上
(
うへ
)
にズラリと
並
(
なら
)
んだ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
燥々
(
いら/\
)
しながら立つて
毛布
(
ケツト
)
をはたいた、
煙草
(
シガア
)
の灰が蛇の抜殻のくづるる様にちる、私は熱湯の中に
怖々
(
おづ/\
)
と
身体
(
からだ
)
を沈める時に感ずる異様な悪感に顫へながら強ひて落着いた風をして
沈
(
ぢつ
)
と坐つて見た。
新橋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“毛布”の意味
《名詞》
毛布(もうふ)
主に寝具として用いる厚手の毛織物。ブランケット。
(出典:Wiktionary)
“毛布”の解説
毛布(もうふ、en: blanket ブランケット)は、ウールなどを厚く織って(あるいは編んで)起毛などの処理を施した製品。日本語では、「ブランケット」を短縮して「ケット」と呼ばれることもある。
(出典:Wikipedia)
毛
常用漢字
小2
部首:⽑
4画
布
常用漢字
小5
部首:⼱
5画
“毛布”で始まる語句
毛布団