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残惜
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のこりを
ふりがな文庫
“
残惜
(
のこりを
)” の例文
旧字:
殘惜
しかし私の面会せぬうちに、鈴木君は亡くなつた。どんな説を持つてゐたか知らぬが、
残惜
(
のこりを
)
しいやうな気がする。
津下四郎左衛門
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
奇麗
(
きれい
)
に
浚
(
さら
)
つてしまつて、井筒にもたれ、
井底
(
せいてい
)
深
(
ふか
)
く二つ三つの涌き口から
潺々
(
せん/\
)
と清水の湧く音を聴いた時、
最早
(
もう
)
水汲
(
みづく
)
みの難行苦行も
後
(
あと
)
になつたことを、嬉しくもまた
残惜
(
のこりを
)
しくも思つた。
水汲み
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
併し自分の研究しなくてはならないことになつてゐる学術を真に研究するには、その学術の新しい
田地
(
でんぢ
)
を開墾して行くには、まだ
種々
(
いろいろ
)
の要約の
闕
(
か
)
けてゐる国に帰るのは
残惜
(
のこりを
)
しい。
敢
(
あへ
)
て「まだ」と云ふ。
妄想
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
残
常用漢字
小4
部首:⽍
10画
惜
常用漢字
中学
部首:⼼
11画
“残”で始まる語句
残
残酷
残念
残骸
残余
残虐
残忍
残滓
残喘
残燈