ゴウ)” の例文
ゴウが残つてゐる(死にそこなうた、死ねなかつた)、といふことは、仕事がある、成し遂げるべきものがある、といふことだらう。
其中日記:06 (六) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
「……林ニウテ起リ、山ニウテ富ミ、水ニウテオコリ、コウウテトドマラム。……四グウノ変転ハ身ニ持テル宿星ノゴウナリ。魯智深、まずは生きるままに生き、行くがままに行け」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ゴウ、業、何事も業であると思ふ、私が苦悩しつゝ酒を飲むことも、食ふや食はずで句を作ることも。——
其中日記:12 (十二) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
先日たうとう吐血したが(悪友達は胃潰瘍だらうとおどかしたが)、それでも酒はやめない(やめられもしないし、やめやうともしない)、句がやめられないと同様に(ゴウだ、業だよ)。
其中日記:13 (十三) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
食ふや食はずでも句を作らずにはゐられない、ゴウだよ。
其中日記:12 (十二) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
散歩、酒、ゴウ
其中日記:12 (十二) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
ゴウ、業、業。
道中記 (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)