“柔和:やさし” の例文
“柔和:やさし”を含む作品の著者(上位)作品数
幸田露伴2
国木田独歩2
夏目漱石1
木下尚江1
泉鏡花1
“柔和:やさし”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「僕はね、若し彼女あのおんながおしょうさんのように柔和やさしい人であったら、こんな不幸な男にはならなかったと思います。」
恋を恋する人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
外所そとは豆腐屋の売声高く夕暮近い往来の気勢けはい。とてもこの様子ではと自分は急に起て帰ろうとすると、母は柔和やさしい声で、
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
かすかに覚えているところでは父は柔和やさしかたで、荒々しく母や自分などをしかったことはなかった。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
瓜核顔うりざねがおの、鼻の準縄じんじょうな、目の柔和やさしい、心ばかり面窶おもやつれがして、黒髪の多いのも、世帯を知ったようで奥床しい。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
どしたら、貴郎あなたのやうな柔和やさしいお心を持つことが出来ませう——其れにけても理も非もなく山木さんの言ふなり放題になさる、牧師さんや執事さん方の御心が
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「性質が柔和やさしいんですよ」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
源太は柔和やさしく問いかくれば、聞き居るお浪は嬉しさの骨身に浸みて、親方様ああありがとうござりますると口には出さねど、舌よりも真実まことを語る涙をばあふらすまなこに、返辞せぬ夫の方を気遣きづかいて
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
不承知か不承知か、ゑゝ情無い、黙つて居られては解らない、我の云ふのが不道理か、それとも不足で腹立てゝか、と義には強くて情には弱く意地も立つれば親切も飽くまで徹す江戸ッ子腹の、源太は柔和やさしく問ひかくれば、聞居るお浪は嬉しさの骨身に浸みて
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)