果実かじつ)” の例文
旧字:果實
ロケットの中は、いつものように広く、そして明るく、東助やヒトミの大好きな果実かじつやキャンデーが箱にはいって卓上におかれてある。
ふしぎ国探検 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ともだちは、ふところからかきをして、少年しょうねんわたしました。二人ふたり子供こどもは、かわいた往来おうらいうえで、黄色きいろ果実かじつってたのしそうにあそんでいました。
火を点ず (新字新仮名) / 小川未明(著)
四 これは田園でんえん新鮮しんせん産物さんぶつである。われらは田園の風と光の中からつややかな果実かじつや、青い蔬菜そさいといっしょにこれらの心象スケッチを世間せけんに提供するものである。
又婦人を当て込んだ某社の『姥鶏うばとり著作集』と、某会の『かた果実かじつ大系』なども競争の共倒れで、儲けたのは諸新聞社の営業部だけであった、結局甲は雛鳥の如くヒヨ/\の悲鳴を挙げ