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東家
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とうか
ふりがな文庫
“
東家
(
とうか
)” の例文
いつなりけん、
途
(
みち
)
すがら立寄りて尋ねし時は、
東家
(
とうか
)
の
媼
(
おうな
)
、
機
(
はた
)
織りつつ納戸の障子より、
西家
(
さいか
)
の子、
犬張子
(
いぬはりこ
)
を
弄
(
もてあそ
)
びながら、
日向
(
ひなた
)
の縁より、人懐しげに
瞻
(
みまも
)
りぬ。
一景話題
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
棚
(
たな
)
して
架
(
かく
)
るとにもあらず、
夕顏
(
ゆふがほ
)
のつる
西家
(
せいか
)
の
廂
(
ひさし
)
を
這
(
は
)
ひ、
烏瓜
(
からすうり
)
の
花
(
はな
)
ほの/″\と
東家
(
とうか
)
の
垣
(
かき
)
に
霧
(
きり
)
を
吐
(
は
)
きぬ。
強
(
し
)
ひて
我
(
われ
)
句
(
く
)
を
求
(
もと
)
むるにはあらず、
藪
(
やぶ
)
には
鶯
(
うぐひす
)
の
音
(
ね
)
を
入
(
い
)
るゝ
時
(
とき
)
ぞ。
森の紫陽花
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
東
常用漢字
小2
部首:⽊
8画
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
“東家”で始まる語句
東家秘伝