トップ
>
杯
>
コップ
ふりがな文庫
“
杯
(
コップ
)” の例文
浜からはよく強い洋酒などを
貰
(
もら
)
って来て、黄金色したその酒を小さい
杯
(
コップ
)
に
注
(
つ
)
ぎながら、日に
透
(
すか
)
して見てはうまそうになめていた。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「それぢや後ほど。」と云つたまゝ空になつた
杯
(
コップ
)
を、右の手で振り廻すやうにしながら、ふら/\丘の麓にある模擬店の方へ行つてしまつた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
「それじゃ後ほど。」と云ったまゝ空になった
杯
(
コップ
)
を、右の手で振り廻すようにしながら、ふら/\丘の麓にある模擬店の方へ行ってしまった。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
「いや、どうも盛会ですな。」と、ビールの
杯
(
コップ
)
を右の手に高く翳しながら、
蹌踉
(
ひよろ/\
)
と近づいて来る男があつた。それは、勝平とは同郷の代議士だつた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
「いや、どうも盛会ですな。」と、ビールの
杯
(
コップ
)
を右の手に高く
翳
(
かざ
)
しながら、
蹌踉
(
ひょろひょろ
)
と近づいて来る男があった。それは、勝平とは同郷の代議士だった。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
▼ もっと見る
さう云ひながら、澤田は持つてゐたビールの
杯
(
コップ
)
を、またグイと飲み乾した。色の白い肥つた顔が、咽喉の処まで赤くなつてゐる。彼は、転げかゝるやうに、勝平に近づいて右の二の腕を捕へた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
そう云いながら、沢田は持っていたビールの
杯
(
コップ
)
を、またグイと飲み
乾
(
ほ
)
した。色の白い
肥
(
ふと
)
った顔が、
咽喉
(
のど
)
の
処
(
ところ
)
まで赤くなっている。彼は、転げかゝるように、勝平に近づいて右の二の腕を捕えた。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
杯
常用漢字
中学
部首:⽊
8画
“杯”を含む語句
一杯
酒杯
洋杯
三杯
硝子杯
乾杯
小杯
手杯
杯盤
杯盤狼藉
精一杯
杯事
大杯
幾杯
高脚杯
罰杯
床杯
腹一杯
朱杯
一杯機嫌
...