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杜詩
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とし
ふりがな文庫
“
杜詩
(
とし
)” の例文
酒の酔いが回るにつれて、正香は日ごろ
愛誦
(
あいしょう
)
する
杜詩
(
とし
)
でも読んで見たいと言い出し、半蔵がそこへ取り出して来た幾冊かの和本の集注を手に取って見た。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
洞庭湖
(
どうていこ
)
の
杜詩
(
とし
)
や
琵琶行
(
びわこう
)
の文句や
赤壁
(
せきへき
)
の
賦
(
ふ
)
の一節など、長いこと想い出すおりもなかった耳ざわりのいい漢文のことばがおのずから
朗々
(
ろうろう
)
たるひびきを
以
(
もっ
)
て
唇
(
くちびる
)
にのぼって来る。
蘆刈
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
苟
(
かりそめ
)
にも嘘をつかじとて文学にも理想を排したるなるべく、
将
(
は
)
た彼が愛読したりといふ『
杜詩
(
とし
)
』に記実的の作多きを見ては、俳句もかくすべきものなりと自ら感化せられたるにもあらん。
俳人蕪村
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
竪固なる意思に制せられて謹厳に身を
修
(
おさ
)
めたる彼が境遇は、かりそめにも
嘘
(
うそ
)
をつかじとて文学にも理想を排したるなるべく、はた彼が愛読したりという
杜詩
(
とし
)
に記実的の作多きを見ては
俳人蕪村
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
“杜詩”の意味
《名詞》
杜 詩(とし)
唐の詩人、杜甫(712年 - 770年)が作った詩。
(出典:Wiktionary)
杜
漢検準1級
部首:⽊
7画
詩
常用漢字
小3
部首:⾔
13画
“杜”で始まる語句
杜
杜鵑
杜絶
杜若
杜撰
杜松
杜甫
杜氏
杜切
杜国