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末年
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まつねん
ふりがな文庫
“
末年
(
まつねん
)” の例文
安政
(
あんせい
)
の
末年
(
まつねん
)
、一人の
若武士
(
わかざむらい
)
が品川から
高輪
(
たかなわ
)
の
海端
(
うみばた
)
を通る。夜は
四
(
よ
)
つ過ぎ、
他
(
ほか
)
に人通りは無い。
芝
(
しば
)
の
田町
(
たまち
)
の方から
人魂
(
ひとだま
)
のやうな火が
宙
(
ちゅう
)
を
迷
(
まよ
)
うて来る。
雨夜の怪談
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
サア・オルコツクは、
徳川幕府
(
とくがはばくふ
)
の
末年
(
まつねん
)
に日本に
駐剳
(
ちうさつ
)
した、イギリスの特命全権公使である。その日本駐剳中には、
井伊大老
(
ゐいたいらう
)
も
桜田門外
(
さくらだもんぐわい
)
で
刺客
(
せきかく
)
の手に
斃
(
たふ
)
れてゐる。
日本の女
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
末
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
年
常用漢字
小1
部首:⼲
6画
“末”で始まる語句
末
末期
末裔
末枯
末子
末世
末梢
末路
末席
末代