“木滴”の読み方と例文
読み方割合
きしづく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見ればはれ渡りたる北斗のひかり晃々ぴか/\として襟元えりもとへ落る木滴きしづくに心付見ればをけそばに打返して有しにぞ彌々いよ/\不審ふしんに思ひ彼方此方かなたこなたと見廻す中彼の重五郎は柳の小蔭こかげよりと立出小聲にてアヽもし安五郎樣私は白妙樣しろたへさまにはのがれぬ縁の有者此の處にての長談ながばなしは無益なり少しも早く鞠子まりこの奧の柴屋寺しばやでらへ御出成れて御待あれ委細ゐさい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)