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最一
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もひと
ふりがな文庫
“
最一
(
もひと
)” の例文
慶三はもうそんな事には耳をも借さず節穴へぴったり顔を押当てたまま息を
凝
(
こら
)
して身動き一ツしないので、お千代も仕方なしに
最一
(
もひと
)
ツの節穴へ再び顔を押付けたが
夏すがた
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
脱いで提げたる道中笠、
一寸
(
ちょっと
)
左手に持換えて、紺の風呂敷、
桐油包
(
とうゆづつみ
)
、振分けの荷を両方、
蝙蝠
(
こうもり
)
の憑物めかいて、振落しそうに掛けた肩を、
自棄
(
やけ
)
に前に突いて
最一
(
もひと
)
つ
蹌踉
(
よろ
)
ける。
浮舟
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
然
(
さう
)
ぢや、
然
(
さう
)
ぢや、はあ
然
(
さう
)
ぢや。はあ
然
(
さう
)
ぢや。」と、
馬鹿囃子
(
ばかばやし
)
に
浮
(
うか
)
れたやうに、よいとこまかして、によいと
突立
(
つツた
)
ち、
腕
(
うで
)
に
抱
(
だ
)
いた
小兒
(
こども
)
の
胸
(
むね
)
へ、
最一
(
もひと
)
つ
頤
(
おとがひ
)
を
壓
(
おさ
)
へに
置
(
お
)
くと、
勢
(
いきほひ
)
必然
(
ひつぜん
)
として
銭湯
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
最一
(
もひと
)
ツ六畳が別に
戸外
(
おもて
)
に向いて居て、
明取
(
あかりとり
)
が
皆
(
みんな
)
で三
間
(
げん
)
なり。
処方秘箋
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
と
最一
(
もひと
)
つ
嘵舌
(
しやべ
)
つた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
最
常用漢字
小4
部首:⽈
12画
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
“最一”で始まる語句
最一度
最一人