更行ふけゆく)” の例文
追駈おつかけ候中とくに日は暮方角はうがくわからず彷徨さまよひりしうちはからずも九助に出會段々の物語りに手間取てまどり追々夜も更行ふけゆくしたがひ月も出しかば夫を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
相待けり然るに奧にては夜の更行ふけゆくに隨ひ酒宴の騷ぎも漸次やう/\うすらぎ最早座敷も引て皆々席を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
せんと云故然らば兩人の間におきたがひに心付あはんと夫婦して二十五兩の金子を中へおきかぜおとにも飛起るやうにして夜もすがらもやらず守り居けるが深々しん/\更行ふけゆくに從ひ文右衞門は過去來すぎこしかた我身の上を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)