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暴露
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ばれ
ふりがな文庫
“
暴露
(
ばれ
)” の例文
万一われわれの恋が
暴露
(
ばれ
)
かけて、彼女に疑いがかかるような場合には、私は直ちに自殺をしようという意気込でした。
麻酔剤
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
諾来
(
よしき
)
た、と頼まれて、紙入を隠してやったのが
暴露
(
ばれ
)
たんで、掏摸の同類だ、とか何とか云って、旦那方の
交際
(
つきええ
)
が面倒臭くなったから、
引払
(
ひッぱら
)
って駈落だとね。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
これが旦那に
暴露
(
ばれ
)
ようものなら妾達の素性も自然と知れ、三尺高い木の上で首を曝さなけりゃならないんだよ
赤格子九郎右衛門の娘
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
同時に主将たる筆者は胸がドキドキとした。インチキが
暴露
(
ばれ
)
たまま成功したのだから……。
ビール会社征伐
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
とうとう
暴露
(
ばれ
)
そうになったので、兇状持ちの仙太郎は、事面倒と、徳松殺しの一件を吐き出すと同時に、山猫のように猛りかかって腰の手拭いで難なく撰十の頸を締め上げたのだった。
釘抜藤吉捕物覚書:10 宇治の茶箱
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
春次が引き立てるので、銀子もどうせ
暴露
(
ばれ
)
ついでだと思い
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
ウイ、だから
私
(
わっし
)
が出入っちゃ、どんな事で
暴露
(
ばれ
)
ようも知れねえという
肚
(
はら
)
だ。こっちあ
台所
(
でえどこ
)
までだから、ちっとも気がつかなかったが、
先方
(
さき
)
じゃ奥から見懸けたもんだね。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
礼之進が早くも二度の
魁
(
かけ
)
を働いたのに、少なからず機先を制せられたのと——かてて加えてお蔦の一件が
暴露
(
ばれ
)
たために、先生が
太
(
いた
)
く感情を損ねられて、わざとにもそうされるか
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
暴
常用漢字
小5
部首:⽇
15画
露
常用漢字
中学
部首:⾬
21画
“暴”で始まる語句
暴
暴風雨
暴風
暴戻
暴虐
暴々
暴虎馮河
暴挙
暴雨
暴慢