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晴季
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はるすえ
ふりがな文庫
“
晴季
(
はるすえ
)” の例文
北国から帰るとすぐ、また菊亭
晴季
(
はるすえ
)
と
諮
(
はか
)
って、
豊臣
(
とよとみ
)
という
新姓氏
(
しんせいし
)
をたて、朝廷に
請
(
こ
)
うて、以後、豊臣秀吉と称することになった。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ひとり菊亭
晴季
(
はるすえ
)
だけではない。遠く、藤原氏の
凋落期
(
ちょうらくき
)
を境として、武門独裁の世となってからは、朝臣の策士はみな似たり寄ったりな者だった。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
菊亭
晴季
(
はるすえ
)
は、武門の
棟梁
(
とうりょう
)
と取引するにしても、なかなか人を喰ったところがあり、
徒
(
いたず
)
らに、安目は売らず、充分、朝廷のためにも、私腹のためにも、利を収めて
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ガサガサと
木
(
こ
)
の
葉
(
は
)
をわけて、男がさきに立ったので、三つの
網代笠
(
あじろがさ
)
が
晴季
(
はるすえ
)
に
目礼
(
もくれい
)
をしてついていった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
こういって
晴季
(
はるすえ
)
は、
千鳥棚
(
ちどりだな
)
の
硯筥
(
すずりばこ
)
と
懐紙
(
かいし
)
を取りよせ、さらさらと
文言
(
もんごん
)
をしたためだした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
晴季
(
はるすえ
)
は
微笑
(
びしょう
)
をふくんで、
波紋
(
はもん
)
のなかにしずんでいく
魚
(
うお
)
のかげを見ながら
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
晴
常用漢字
小2
部首:⽇
12画
季
常用漢字
小4
部首:⼦
8画
“晴”で始まる語句
晴
晴々
晴衣
晴天
晴着
晴間
晴朗
晴渡
晴明
晴夜