“景清”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かげきよ91.7%
けいせい8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
景清かげきよは、あれは上野の清水堂にある。いっそ趣をかえて江戸風俗の美人画でも写してみようか、では浮世絵の店借たながりをするようだ。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
中幕は「日向島ひゅうがじま景清かげきよ」で、一番目の方には何事もなかったが、中幕になってから西桟敷の劇評家連がひどく騒ぎ出した。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
左僉都御史させんとぎょし景清けいせいいつわりて帰附し、つねに利剣を衣中に伏せて、帝に報いんとす。八月望日、清緋衣ひいして入る。これより先に霊台れいだい奏す、文曲星ぶんきょくせい帝座を犯す急にして色赤しと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)