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明清
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みんしん
ふりがな文庫
“
明清
(
みんしん
)” の例文
私はあの高価な貴重な作、例えば蒔絵の如き、
明清
(
みんしん
)
官窯五彩の如きが、いかに絵画的効果にその価値を委ねているかを興味深く感じる。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
それには平生
香奩体
(
こうれんたい
)
の詩を読んだり、
sentimental
(
サンチマンタル
)
な、
fatalistique
(
ファタリスチック
)
な
明清
(
みんしん
)
の
所謂
(
いわゆる
)
才人の文章を読んだりして
雁
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
黄大癡
(
くわうたいち
)
の如き巨匠さへも
此処
(
ここ
)
へは足を踏み入れずにしまつた。
況
(
いはん
)
や
明清
(
みんしん
)
の画人をやである。
支那の画
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
俳句の元禄時代に似たり、宋時代は総たるみといふて可ならんか。
明清
(
みんしん
)
に至り
大
(
おおい
)
にしまりたる傾きあり。俳句の安永、天明に似たり。(しかれども人によりてたるみたるも少からず)
俳諧大要
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
だがどうして彼の作が美しいか。実に
明清
(
みんしん
)
の
下手
(
げて
)
な赤絵が彼の美の標的でした。そうして彼の驚くべき才能がよくその真髄を捕え得たからと云わねばならないのです。
民芸とは何か
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
▼ もっと見る
後代あの
蒹葭堂
(
けんかどう
)
等が支那
明清
(
みんしん
)
のものに驚きの眼を開いたのも同じでした。彼等にとってそれは死んだものでなかったのです。
活々
(
いきいき
)
した姿においてその美が眼を打ったのです。
民芸とは何か
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
伊万里の藍絵磁器は、もとより
明清
(
みんしん
)
または
李
(
り
)
朝の
青華
(
せいか
)
を師としたものであるが、真に原品に比敵し得るものは、古伊万里の他には、ただこれらの見棄てられた雑器のみである。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
明
常用漢字
小2
部首:⽇
8画
清
常用漢字
小4
部首:⽔
11画
“明”で始まる語句
明
明日
明瞭
明後日
明石
明晰
明朝
明白
明星
明方