早飛脚はやびきやく)” の例文
大阪から江戸まで十二日の旅だが、早飛脚はやびきやくは十日から八日で通すのが常法だ。三枚で飛ばせば七日でも來られないことはない。
百二十里半ひやくにじふりはん——丁數ちやうすう四千三十八を、早飛脚はやびきやく滿五日まんいつかふゆ短日たんじつおいてさへこれにくはふることわづか一日いちじつ二時にときであつた。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
しかるべく存ずると申出たり一同此儀このぎしかるべしと評議一けつしければいそ此趣このおもむき和歌山おもて早飛脚はやびきやく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
諸大名の早飛脚はやびきやくや、十一屋の定飛脚などが、夜晝の別なく通つて居ります。