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新身
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あらみ
ふりがな文庫
“
新身
(
あらみ
)” の例文
人を
盲目
(
めくら
)
と思うとる。最初から試し斬りの切柄かけた白鞘の
新身
(
あらみ
)
の脇差を引付けて、物を訊く法があるものか。
狂歌師赤猪口兵衛:博多名物非人探偵
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
これは多く田舎出の侍が
新身
(
あらみ
)
の刀を試すとか、経験のために人を斬るので、夜中人通りの淋しい処に待ち構えて通行人を斬った。斬られるのは大抵平民であった。
鳴雪自叙伝
(新字新仮名)
/
内藤鳴雪
(著)
それごらんなせえ、その下にブラ下がっている細引が、まだ買立ての
新身
(
あらみ
)
じゃあございませんか
大菩薩峠:40 山科の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
近ごろの
新身
(
あらみ
)
御供は四日前に二人。安針町の大工の出戻娘お滝と本船町三寸師の娘お久美。
釘抜藤吉捕物覚書:06 巷説蒲鉾供養
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
新身
(
あらみ
)
の刀を試すといって居やアがるから、ヒョッとして
彼様
(
あん
)
な奴が持って居めえもんでもねえから、己が一番あの
侍
(
さむれえ
)
のところへ飛び込み、殴り付けて、あの刀をふんだくるから
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
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右手には
新身
(
あらみ
)
の一刀、灯を受けて焼き金のごとく凄まじく光ります。
銭形平次捕物控:003 大盗懺悔
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
いでや
新身
(
あらみ
)
の切れ味見せて、逆縁の
引導
(
いんどう
)
渡し
呉
(
く
)
れむと
陣太刀
(
じんだち
)
長
(
なが
)
やかに抜き放ち、青眼に構へて
足法
(
そくほう
)
乱さず、
切尖
(
きっさき
)
するどく詰め寄り来る。虹汀何とか思ひけむ。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
右手には
新身
(
あらみ
)
の一刀、
灯
(
あかり
)
を受けて燒金の如く凄まじく光ります。
銭形平次捕物控:003 大盗懺悔
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
新
常用漢字
小2
部首:⽄
13画
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
“新”で始まる語句
新
新造
新聞
新手
新橋
新羅
新宿
新道
新田
新嘉坡