新小説しんせうせつ)” の例文
この寒山かんざん拾得じつとく」とはなしは、まだ書肆しよしにわたしはせぬが、多分たぶん新小説しんせうせつることになるだらう。
寒山拾得縁起 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
……柳川春葉やながはしゆんえふと、わたしとが編輯へんしふたづさはつてた、春陽堂しゆんやうだう新小説しんせうせつ社會欄しやくわいらん記事きじとして、中京ちうきやう觀察くわんさつくために、名古屋なごや派遣はけんといふのを、主幹しゆかんだつた宙外ちうぐわいさんからうけたまはつたときであつた。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)